理学操体 講習会 養成コース I(アイ)ポジション K(ケイ)ポジション  

【川口先生】

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★川口尚英(かわぐち なおえ)先生のご紹介

☆氏名:【川口 尚英 (かわぐち なおえ)先生】
☆性別:【男性】
☆現在お住いの地域:【三重県】
☆事務局・主催等:【三重理学操体セミナー主催者】
☆整体院・治療院:【なおえ健康院 院長】
http://naoe-kenkouin.com/
☆保有資格:【理学療法士】

★10月8日 川口先生のコラム

こんにちは。

三重事務局の川口尚英です。

本日は、これから理学操体を学んでみたい、興味があると思われているような先生方にむけての内容になりますので、よろしければお読みください。

先週、三重県津市の当院で理学操体の練習会・体験会を実施させていただきましたが、これまでに当院の練習会や加藤先生のセミナーに参加いただいた先生方が参加された理由など、実際のお声も含め、理学操体について紹介させていただきます。

・鍼灸院経営の先生

メールでのご連絡頂いた際に、動きの改善方法を探していて、動いて感じながら変化していく理学操体に興味を持たれたという理由でご参加いただきました。

その先生が参加された際にお話を聞いたところ、臨床で鍼灸などの手技を行って、痛みや硬さは取れてもどうしても動きでの症状が残ってしまったり、また再発してしまったりということもあったそうです。

① 動きの中で改善できるという強みと特徴、いろんな手技と合わせることができる

私自身もそうですが、筋肉などの組織自体は緩んだり、圧痛などの痛みが取れた場合でも、動いてみるとまだ痛みが残ったりしたご経験はあるのではないでしょうか?

特に、クライアントさんにとって、それが訴えだったりすることもあり、それを改善しなければと。と思うこともよくあります。もちろん、今でもですが。。(笑)。

ただ、病院勤務時代にも、機能的な部分の改善が難しく苦労した記憶が多々あり、私自身も理学操体に出会ってからは、以前だと翌日にはまたもとに戻るという感覚が、2,3日や1週間持つようになったという出応えを感じることも多くなりました。

それに関しては、クライアントさん自身が動き、自動運動や自動抵抗運動という要素が加わることで効き目が違うのではないかと思いますし、日常動作に近い、Kポジでのリーチ動作や寝返り、またIポジでの股関節の内旋・骨盤前傾などの運動連鎖を考えたアプローチという面も関係しているのだと思います。また、自動運動をすることによって、慢性的な症状などに対しても、運動学習という面での改善も期待できると思います。

そして、練習会に参加してくださった鍼灸師の先生も、先日の2回目の参加の際に、鍼灸をしてからKポジションをいれることで、以前よりも動きがさらに改善したという手応えもあったそうですし、昨日の柴田先生のご投稿にもあったと思いますが、マッサージに加え、新たに加わった『ハガシ』という要素を取り入れたりもできます。

そのため、皆様が普段行っているいろんな手技にプラスして加えることができるのも理学操体の強みだと思います。

特に、ハガシという要素が加わった真・理学操体は、いろんな臨床の場に生きるのではないかと思います。

・整体師さん、柔道整復師さん・理学療法士さん、私。

次は、当院での練習会に参加してくださった先生方にも数名、また、実は私自身も同じ理由ではあるんですが、最初の理学操体のDVDでの加藤先生の臨床動画です。

② 理学操体1のDVDでの加藤先生の臨床動画

近々、真・KポジションのDVDも出るという時期に申し訳ありませんが…、個人的には初回の理学操体ⅠやⅡでの臨床動画の雰囲気、先生の人柄が衝撃的だったのを今でも覚えています。それを見て、宮城県の大崎市に行って先生にご指導していただきたいと思ったのが私のきっかけです。

これに関しては、人それぞれだとは思いますが、私以外にも多数の先生もおっしゃっているので、皆様も何か感じるものがあるかもしれません。

臨床動画での風景・雰囲気というのは、それこぞ『在り方』なのか人柄なのか、なかなか答えはないのかもしれませんが、お店に入って加藤先生と操法するだけで治ってしまうんではないか。と思います。

技術面ももちろんですが、そういう意味でも個人的にはおススメのDVDです。

まだ、他の先生方による練習会の参加理由はありましたが、少し長くなりますので、またの機会があればご紹介させていただきます。

それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

理学操体セミナーのお知らせ

10月21日(土)理学操体沖縄セミナー
10月22日(日)理学操体宮﨑セミナー(残り1席)
11月3日 (金・祝)理学操体東京1デイセミナー

詳しくはコチラをご覧ください。

http://sendai-hihumi.main.jp/】

三重事務局 川口

★10月15日 川口先生のコラム

おはようございます。

三重事務局の川口尚英です。

本日は、理学操体での検査の際に一つのポイントにもなっている『意識のずらし』について書かせていただきます。

加藤先生は、理学操体をする上で、検査がとても大事!!と言われており、検査は8割、操法が2割。という言葉もよく使われます。

クライアントさんと身体の状態・感覚を共有し、しっかりとした検査を実施することによって、明確なビフォーアフターにつなげることができるのだと思います。検査に関しては、皆さまもよく実践されているとは思いますので、そういった検査の中でも、私自身、検査の中で普段から意識している、『意識のずらし』についてご紹介させていただきます。

・『意識のずらし』

 
クライアントさんの訴えによって、腰痛や肩痛などさまざまであるとは思います。もちろん、主訴である部分の検査も必要だと思いますが、例えば、腰痛の方に対して、Iポジションであれば、片あぐら検査だけでなく、首や肩などの遠隔部位を複数検査することも意識のずらしに当てはまります。

厳密に言えば、日常生活などであまり実施しない片あぐら検査そのものも意識のずらしの要素が含まれているようにも思いますが、腰痛が主訴の方に関しても、肩や首などの検査をすることで、クライアントさんの身体意識を広げることにもつながり、施術後のビフォーアフターにおいても、いろんな部分、広範囲に身体変化が出ることが多いです。

また、クライアントさんが、痛みとは違う箇所に身体感覚としての左右差や硬さなどを感じることで、身体感覚に対しての気づきが生まれたりもします。

個人的には、この気づきという部分が『意識のずらし』のポイントではないかと思っています。

この『意識のずらし』における『気づき』については、痛い部分と違う部分を意識してもらうことで、主訴の痛い部分を一時的にでも忘れてもらうような利点や、全身の検査で確認された患部以外の左右差が、操法後に改善することで、自分の身体が変化する気づき、時にはそれは喜びにも繋がり、それによって主訴部分も含めた治癒能力が向上するなどといった好循環も生まれると思います。

特に、慢性的な症状でお困りの方には、痛みとは違う箇所へ身体意識を向けていただくということや、操法での快感覚を体験・味わっていただくことも身体が変化したりするきっかけにもなると思います。

こういう好循環が生まれるきっかけを作るためにも、検査は重要であり、明確な意図が含まれているはずです。改めて加藤先生がたびたび話される検査8割という言葉に重みも感じます。

もちろん、クライアントさんの状態、ケースにもよるとは思いますが、意識のずらし、気づきというポイントを考慮した上での検査をし、ビフォーアフターを実践してみることがいろんな好循環を生むきっかけになるのではないでしょうか。

日々の臨床で、検査をする上でのヒントになれば幸いです。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

10月21日(土)理学操体沖縄セミナー
10月22日(日)理学操体宮﨑セミナー(残り1席)
11月3日 (金・祝)理学操体東京1デイセミナー
11月19日 オーストラリア(ブリスベン)セミナー
12月3日 (日)福岡セミナー
※毎月、東京浜松町にて一般向けセミナー開催しています

詳しくはコチラをご覧ください。
http://sendai-hihumi.main.jp/

★10月22日 川口先生のコラム

こんにちは。

三重事務局の川口です。

本日は、つい先日、友人との会話で聞いた『安全領域とリスク領域での仕事』について書かせていただきます。

この言葉は、私の友人が会社の朝礼で話した内容らしく、その話から整体院での仕事、セラピストさんのお仕事などにも関連すると思い私なりに調べてご紹介させていただきます。
 
まず、安全領域でのお仕事というのは、簡単にいうといつも通りのパターンで仕事をすることであり、リスク領域でのお仕事というのは、その逆の意味でいつも通りのパターンから抜け出すことをいいます。

私自身、あまり経営やコンサル的な知識がないため、一般的なことかもしれませんが、リスク領域にでることは、日々のマンネリ化からの脱却、新たな試み、などを意味しているのだと思います。もちろん、仕事での負荷は高まりますが、これらを繰り返すことで単位時間当たりの生産性などが良くなったり、仕事の高密度化や効率化に繋がったりすることもあるはずです。

例えば、
いつもより30分早く出勤する。
新しい人に会う、そういう場所に出向いてみる。
料金設定を変える。
毎日のトイレ掃除を1日2回に増やす。 
最近の私のことで言えば、このようなコラムを書かせていただく。などなど。

リスク領域で仕事をすることによって、時間当たりの生産性などは向上し、良い面もありますが、いつもとは違うパターンにもなるので精神的にはきつくなります。

簡単に言えば、追い込むということです。(笑)

ただ、言葉がややこしいだけで、単純に追い込んで仕事をするというか、いつもとは変えてみる・進化するためのトライをしてみることでもあると思います。

私自身、実は文章を書くのは苦手ではありますので、コラムを書かせて頂いているのは、リスク領域にでているといえると思います(笑)。ただ、こういう機会を通じていろんな学び、そのおかげでこんな言葉にも出会ったりしています。

個人的には、リスク領域にでるクセというか、マンネリ化やパターン化しない意識を持つことはとても大切だとは思います。凄い先生はみなさん実践されているようにも感じます。

さて、このことを施術などに当てはめてみると、例えば、私の場合、理学操体でいえば、ぎっくり腰の方にはアイポジションやルーツ操法から入ります。

何度もやっているので、それなりに自信というか勝手にパターン化してしまっていますが、それが無理だった時にあわててしまうのも事実です。

ですので、例えば、私の場合は、まずは、座位での三軸操体、または、ハガシを実施してからいつもの操法に入るなど、いろんなパターンを臨床でも実践していくことで臨床でもあわてなくても良いようになるかもしれませんし、さらに、ぎっくり腰の方に対して臨床での余裕が生まれると思います。

そのようなことを普段からしていることで、もっといろんな気づきや技の熟成度も変わり、他の症状にも適応できるようになるかもしれません。

もちろん、技術に関しては、変化やリスク領域に出ることばかりを意識し過ぎず、まずは技の熟成度を得てからの話ではありますが、昨日の柴田先生のコラムでもあったように、たくさんの失敗を重ねることで、新たな発見や技の熟成度が高まるのも事実だと思います。

その失敗の中には、今回の内容のようなリスク領域にでることによるある意味『攻めの失敗』だったということもあるのではないかと思います。

まずは、生活面、技術以外のお仕事でリスク領域にでる意識を持ってみてはいかがでしょうか?

本日もまとまりのない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございます。

また、当院でも年内最後の理学操体の練習会を11月26日(日)の18時から実施することになりました。ご興味のある方は、ぜひ。

11月3日 (金・祝)理学操体東京1デイセミナー
11月19日 オーストラリア(ブリスベン)セミナー
12月3日 (日)福岡セミナー

詳しくはコチラをご覧ください。
http://sendai-hihumi.main.jp/

★10月29日 川口先生のコラム

こんにちは。

三重事務局の川口です。

本日は、理学操体を実践していく上でも重要な操体法の考えと、『快感覚などの感覚的な要素』について触れてみたいと思います。

また、今回の記事は、これから理学操体を学びたいと思っていらっしゃる先生方に読んで頂きたい記事ですのでよろしくお願い致します。

●理学操体における操体法の重要性

以前、当院で実施された加藤先生のダイジェストセミナーの時にも、加藤先生はセミナーの冒頭部分で橋本先生や操体法の考え方をお話してくださいました。

そして、他のセミナーなどでも、陰と陽のお話、操体法と理学操体との関連性など、頻繁に加藤先生のセミナーでお聞きするので、操体法はとても大切な内容であると思います。

個人的には、理学操体の手技をする上で操体法という考えに触れることは、抵抗のかけ方や操法での拡がりを創り出すためにはとても大切だとも思っています。

私自身、理学操体という考えから学び始めましたので、操体法という考えに触れてからのほうが、より深く理学操体を学ぶことができたと思います。

もちろん、操体法をご存知の先生方が多いとは思いますが、理学操体を行うときの抵抗のかけ具合や操法で困ったときなどにおける判断などは、操体法を知っていると解決することも多々あるとは思いますので、これから理学操体を学びたいと考えている方は、ぜひ、操体法の考え方にも触れてもらえればと思います。

●操体法での原始感覚・快感覚について

まず、はじめに、操体法における快感覚については、操体法に関連する著書から抜粋させていただくと、

『原始感覚と呼ばれる、身体で感じる感覚の中のひとつ』として説明されています。

原始感覚とは、なにげなく頭を掻いたり、あくびやくしゃみなど、無意識に行っているなにげない動作のなかにある感覚のことであり、それらの行為を味わう中で快感(気持ち良い)というものに繋がっているものであるとも表現されています。

もちろん、不快という要素も原始感覚にはありますが、操体法では、この快感覚を味わうことが身体には自然な理であり、基本的にはそれを選択するほうが良いとされています。また、操法の中だけでなく生活においても快感覚に従って行動することも推奨されています。

実際に、私自身の普段の臨床においても、理学操体のIポジやKポジなどの操法中に、クライアントさんが自然な感じで(無意識に)『気持ち良い~』って、声に出したときには、操法後に身体がガラッと変わるようなことを経験したことがあります。

これは、操体法でいう快感覚を味わっている現象であるといえると思いますし、寝起きなどに普段何気なく行うノビのようなものと同じではないかと私は考えています。

例えば、皆さまも何気なくノビをしたりするとは思いますが、それにより何か身体がスッキリするような感覚を感じたり、血がめぐるような感覚があったりしませんでしょうか?

そんな動きは、寝起きに身体を動かす前の自然な動きとして意識せずにやっているのものであり、私としては、そういうノビなどの一連の動作は、身体が勝手に自分の身体を調整しているんではないかというイメージで考えています。

そのため、普段の臨床の中で、動きを伴った際に発せられるこの『気持ち良い~』という表現や現象は、身体が変化する・治るスイッチが入ることに繋がるのではないかと思っています。

少し分かりにくい内容だったかもしれませんが、もし、操体法にご興味のある方は、ぜひ一度、操体法の本を読んでいただければと思います。

●実際の臨床での『快』の感覚ついて

もちろん、臨床においてこの『快』の感覚を追いかけることばかりが良い操法に繋がるというわけではありませんが、 実際の臨床で、たとえ『気持ち良い~』っていう言葉として発せられなかった場合でも、その時のクライアントさんのしぐさや表情などからも快感覚が生まれているという判断ができるのではないかと思います。

そして、この『気持ち良い~』などの快感覚をともなった操法が生まれた場合には、その感覚を十分にを味わってもらう時間、『間』が必要だと思いますので、次の操法に移る前に、『間』をしっかりとっていただくことも大切だと思います。

最後に、操法の中でこのような快感覚を導くポイントとしては、操法中の抵抗のかけ方だけでなく、以前に下井先生が書いてくださっていた操法中の声掛けや『声の手』というのも大切な要素になると思いますので、意識してみてはいかがでしょうか。

今回は、操体法という考え、その特徴でもある感覚的な部分のお話を長々と書かせていただきました。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

11月3日 (金・祝)理学操体東京1デイセミナー
11月19日 オーストラリア(ブリスベン)セミナー
12月3日 (日)福岡セミナー

詳しくはコチラをご覧ください。
http://sendai-hihumi.main.jp/

また、三重県でも練習会をやっています。

◆11月26日 三重理学操体練習会:場所(当院) 18時30分から2時間程度 (残り3名)

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